きたかぜとたいよう✱kodomo to ouchi✱

むずかしいお年頃の娘といつまでも幼い5つ下の息子。そして夫と私と小鳥との日々!

クワちゃんをリリース。

この夏の間、息子が大切にお世話していたクワガタのクワちゃん。

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今まで、どちらかと言うと虫が苦手で、数年前に虫網も虫かごも買ってみたものの活躍することなく、私の断捨離の対象になりかけては持ち堪えている状態でした。

私も虫は苦手なので、虫に興味のない息子でいいと思っていました。


そんな息子がクワガタを育てることになったのは、夫が職場の人の家の網戸にとまっていたというクワガタが入った瓶を、リュックに入れて持って帰って来たから!

夏のはじめの事でした。

私もまーったく虫のことはわからないので、とりあえずネットで調べて、ホームセンターに飼育ケースと専用の土とゼリー、転倒防止用に入れると言う木を買って準備。


我が家に来たクワガタを最初こそ恐る恐る見ていた息子でしたが、ゼリーを食べている姿や、土にもぐっている姿、転倒してもがいてる姿などを見ているうちに可愛くなってきたようで、毎日ケースをのぞいては声をかけたり、霧吹きしたり様子を見ていました。

私もそんな息子の姿とクワちゃんにも愛情が湧いてきて、ちょっといい土を買ってみたり、食べ物について調べたり。

でもほんとに虫に関して知識のない私はクワちゃんはどうやって冬を越すのかな?冬眠??とか思って夫に何気なく聞くと、

「いや、もうそのうち死ぬわ」って。



えー!そうなん!?


信じられずにスマホで調べたけど、

ほんまや…3〜4ヶ月の寿命て書いてる…(;_;)


うちに来たのが7月のはじめ頃だったかな…?
そしたらもう3ヶ月。
クワちゃんもう長くない(TT)


それからクワちゃんの人生を考えました。
生駒の山で生まれたのに、こんな狭いケースの中で一生を終えると思うとなんだかかわいそうに思えて…。

息子と話しをしました。

クワちゃんは、もうそんなに長くは生きられないこと。
クワちゃんが死ぬまでお世話してあげてお別れするのがいいのか、最後は山に返してあげたいのか。


息子はしばらくクワちゃんのケースの前で考えていましたが、山へ返すことを選びました。


それで、クワちゃんの元気が少しなくなって来た気もするので早いほうがいいと思い、今日お別れしてきました!


山の上の静かなところへ。

行きの車で、息子がしょんぼりするのでもう一度確認しましたが山へ返す気持ちは固い。


どんな木に返すのがいいのかわかりませんでしたが、大きくて幹から蜜の溢れている木があったのでそこへとまらせてバイバイしました。
飛び方や蜜の吸い方を忘れているかもしれないと息子が心配するので、ゼリーもそばに1つ置いておきました。
お友達が来るかもね、と。


なかなか木から離れられず、明日もここに見に来たいと言っていました(^^)

クワちゃん、第2の人生山でゆっくり過ごして長生きしてねー!

夏の思い出をありがとう!

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