きたかぜとたいよう✱kodomo to ouchi✱

むずかしいお年頃の娘といつまでも幼い5つ下の息子。そして夫と私と小鳥との日々!

ガン保険に入っていなかった。

 

  精巣の摘出手術を受けた翌日、夫からの電話で驚いたこと。

 

「明日退院出来るってー」

 

え?明日?

昨日お腹切って手術して、もう明日退院??

 

術後は、傷口からの感染予防のために抗生剤を飲むものだと思っていたのですがそれもなく、術後先生から説明を受ける機会も何も無いままで不安でした。

数日入院していれば、先生から話を聞くチャンスはあるだろうと思っていましたが、

明日の朝退院となるとそれもわかりません。

 

 

そして、早く退院しないでほしい理由がもう1つありました。

健康だけが取り柄だった夫はガン保険には入っておらず、医療保険も小さいものしか入っていなかったのです。

今思えば、いくら健康に自信があったとは言え、一家の大黒柱がこんな保障の小さな保険だけだったなんて恥ずかしいくらいの。

 

手術と入院は1日目から出ますが、金額もわずか…

5日以上入院すると、退院後の通院にもまたまたわずかですが出ます。

今後、どのくらい通院があるのか、どのくらい費用がかかるのかも全く想像つきませんでしたが、わずかすぎる給付金を少しでも確保するためには5日入院してほしい…

正直な所、そう考えていました。

お恥ずかしい話ですが。

 

それを正直に夫に話し、もちろんそれだけではなく、術後そんなにすぐに放り出されてしまうのは心配だったので退院を週明けに伸ばしてもらえるよう相談しました。

 

夫がうまく病院と話をつけてくれて、週明けまで置いてもらえる事に。

それでちょうど5日の入院になります。

 

私が希望して伸ばしてもらった入院でしたが、夜、子どもたちが寝静まって1人の時間が来ると心細くて不安になって、早く帰ってきてほしい…と思ってしまいました。

 

まさか夫ががんになるなんて…

 

転移していたらどうしよう。

 

悪性度の強いものだったらどうしよう。

 

ネットでいろいろな情報を見ていたので、安心できた部分とは逆に最悪のパターンも1人になると想像してしまい、本当に長い夜が続ました。

 

毎日病院へ通いましたが、結局私は1度も主治医と顔を合わせる機会はなく、何も話を聞けないまま退院を迎えました。

 

 

ちなみに、予算の面から大部屋希望していた病室ですが、空きがなかったためか、最初にとりあえず入った個室で最後まで入院し、個室料金はかかっていませんでした。

ラッキー。

 

手術と入院でそこそこかかりましたが、高額医療で返って来る分と、保険でチャラかな…?はっきりまだわかりませんが。

 

高額医療は一旦自己負担する形だと、特に手続きはいらないんですね。

数ヶ月後8万円弱振り込まれていました。

ありがたい制度です。

 

 

今回のことで、保険の重要性を身にしみて感じ、病気をしてしまった夫はもうどうしようもありませんが、私や子どもたちの保険をもう一度見直そうと心から思いました。

今の生活が1番だし、できるだけ固定経費は減らしたいしとケチっていましたが、いざという時うろたえるんですね…。

保険のCMの宣伝文句が、今はとても素直に聞き入れられます(笑)

 

保険料を抑えていて少しでも不安を感じている方はもう一度見直してみられてもいいかもしれないですね。


備えあれば憂いなし、です、ほんとに。